世話人代表 小 原 ま り 子
■ 参禅会とは
● 坐禅するとどんなご利益があるのですか?
● 坐禅をマスターするには、随分勉強しないと分からないのではないでしょうか?
● 禅は足を難しく組んで、棒で叩かれ、無言で坐る厳しい修業なのでしょうか?
● 参禅会に入る人は檀家か、お寺と同じ曹洞宗派でなければならないでしょうか?
こんな疑問をお持ちかと思いますが、坐禅は老若男女、どの宗派でも、また無信仰でもかまいま
せん。どなたでも、何も考えず、ただ坐るだけでよいのです。一般に修業はハードなものですが、
坐禅は”安楽の法門”といわれ、楽しく坐るものです。ただ禅では心と体は別々に存在するもので
ないと考えますので、正しい心は、正しい姿勢で生まれるので、姿勢だけは重要です。
こんな簡単なことですが、次のような功徳があります。
■ 坐禅は
坐禅では人間本来、正しい心を持って、闊達に行動ができるよう生まれていると考えています。
しかし、同時に人間は煩悩が生じ、この立派な資質が覆い潰され、多くの人は萎縮した状態にな
っていると考えます。このことについて、分かりやすい例をあげますと、勝負に臨んでたとえ勝ち
得る資質があったとしても、「勝ちたい、勝ちたい」と思っていると、かえって実力が萎縮し負け
てしまうことがよくあります。私どもも「あれが欲しい、これも欲しい」と欲望の日常では、何時
の間にかこの本来の素晴らしい資質を失い、萎縮した生活になっていると思います。
坐禅はこのような煩悩を取り払って、本来の自分に返してくれるものだと云えます。この煩悩か
ら解放されれば、物事が正しく判断でき、本来の逞しい力が現れ、存分に活動できるようになりま
しょう。ここではストレスもなく、清々しく、明るい人生を歩むことができます。坐禅はこのよう
な素晴らしい功徳がありますが、この功徳を欲しがるような根性で坐られては、既に煩悩が芽生え
ていることになります。何も求めずひたすら坐ることが坐禅です。
■ 中央寺参禅会は
中央寺ではこの参禅会こそ大切な布教と考えられ、日曜日毎、ご住職自ら多忙な時間を割いて出
席頂き、貴重な教本の解説、また、新聞の時事をテーマにして、「人間は如何に判断し、行動すべ
きか」禅の心を教えていただいています。
常時、会員は50名ほどいますが、出席は20~40名程度です。男女はほぼ同数です。年間4
~5名の外国人が訪れ、日本文化の体験をしたいと参加されています。初心者には指導する方が決
められていて、理解いただけるまで指導することにしています。
初めての方は30分程早めにおいでください。
日 時 |
毎日曜日 夏9:00(冬12月~3月 9:30) 所要時間 2~3時間 |
場 所 |
札幌市中央区南6条西2丁目 實相山中央寺坐禅堂 |
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tel.011-512-7321 |
初回体験料
会 費 |
500円
月 額 500円 |
課 程 (冬季30分遅れ) |
8:20 ~ 9:00 |
初心者への坐禅作法の指導 |
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9:00 ~ 9:30 |
坐禅 |
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9:30 ~ 9:35 |
経行(きんひん) |
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9:35 ~ 10:05 |
提唱 住職のお話 |
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(又は坐禅) |
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10:05 ~ 10:10 |
経行(きんひん) |
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10:10 ~ 10:20 |
朗読 普勧坐禅儀 |
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10:20 ~ 11:10 |
作務 掃除 |
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11:10 ~ 11:50 |
お茶会 出席任意 |
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なお禅堂は沈黙道場となっていますので終了後別室で茶会を、また時折反省会、研修旅行
など行い、お互いの親睦と研鑽を図っています。
この機会に本会に入会され、人生行路を大きく切換えてみませんか?
参加いただいた方は、みなさん帰りにはすがすがしい雰囲気になると言っておられます。
会のお問い合せ先: 中央寺受付 011-512-7321
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